GoogleフォームのQRコードの作り方。
パソコンでも、スマホでも。
GoogleフォームのQRコードは、Google Chromeの機能を使えば無料で、1分ほどで作れます。このページでは、パソコンとスマホそれぞれの手順に加えて、つまずきやすいところをまとめました。真ん中の恐竜の絵のこと、作れない・読み取れないときの確認点、紙に印刷するときの大きさと余白です。最後に、全員に同じQRを配ると誰が答えたのか分からないという問題と、その越え方を書きます。
最終更新:2026年10月24日 / みちびきworks(ダレヨミ運営)
最初に、回答用のURLを用意する
QRコードの中身は、ただのURLです。どのURLをQRにするかで、うまくいくかどうかがほぼ決まります。
フォームを「公開」しておく
最近のGoogleフォームは、作っただけでは回答を受け付けず、右上の「公開」を押してはじめて回答できる状態になります。QRを作る前に、公開されているかを確認してください。
回答用のリンクをコピーする
右上の「送信」(または鎖の形の「リンク」アイコン)から、回答用のリンクを取り出します。「URLを短縮」にチェックを入れると forms.gle/ から始まる短いURLになります。紙に載せるなら、短いほうを使ってください。QRの模様が粗くなり、小さく刷っても読み取りやすくなります。
編集用のURLと取り違えない
フォームを編集している画面のURL(末尾が /edit)は、作った本人のためのものです。QRにするのは、末尾が /viewform のURLか、forms.gle/ の短縮URLです。迷ったら、編集画面の右上の目のアイコン(プレビュー)で開いた画面ではなく、上の手順2でコピーしたリンクを使ってください。
画面の名前や配置は、Googleの更新で少しずつ変わります。見当たらないときは、右上のボタン類を順に確認してください。
パソコンで作る(Google Chrome)
パソコンの場合、Google Chromeに付いているQRコードの作成機能を使うのがいちばん早い方法です。追加のソフトや登録はいりません。
回答用のリンクをChromeで開く
コピーしたリンクを、Chromeのアドレス欄に貼り付けて開きます。回答する側の画面が表示されればOKです。
ページの何もないところを右クリック
メニューの「このページのQRコードを作成」を選びます。右上の「︙」メニューの「保存と共有」から「QRコードを作成」を選んでも同じです。
「ダウンロード」を押す
QRコードが画像(PNG)で保存されます。保存先は、ふだんのダウンロードフォルダです。
自分のスマホで読んでみる
画面に表示したQRを、スマホのカメラで読み取ります。回答する側の画面が開けば完成です。編集画面が開いた場合は、編集用のURLで作ってしまっています。
スマホで作る
スマホでも、Chromeアプリがあれば作れます。iPhoneでもAndroidでも流れは同じです。
回答用のリンクをChromeアプリで開く
Googleフォームのアプリやメールからリンクを開くと、別のブラウザで開くことがあります。その場合は、リンクをコピーしてChromeアプリに貼り付けてください。
共有メニューから「QRコード」を選ぶ
Chromeの共有ボタン(またはメニュー)を開き、QRコードの項目を選びます。項目の名前は、端末やアプリの版によって「QRコード」「QRコードを作成」などと少し違います。
保存して、別の端末で読んでみる
表示されたQRを保存(ダウンロード)します。その画面のQRは同じスマホのカメラでは写せないので、確認は別のスマホか、パソコンの画面に映して行ってください。
紙に印刷するQRは、スマホで作るよりパソコンで作るほうが扱いやすいです。画像をパソコンに移す手間がなく、そのままチラシのデータに貼り込めます。
真ん中の恐竜を消したいとき
Chromeの機能で作ったQRコードには、真ん中に恐竜の絵が入ることがあります。Chromeの、通信が切れたときに出てくるあの恐竜です。
恐竜が入っていても、読み取りには問題ありません
QRコードには、一部が隠れていても読めるように、同じ情報を重ねて持たせる仕組み(誤り訂正)があります。恐竜の絵は、この仕組みを前提に、読み取りに差し支えない形で入っています。読み取れるかどうかの点では、消す必要はありません。念のため、刷る前に実際のスマホで読んで確かめてください。
お客様に配る紙に入れるので、見た目として恐竜を外したい、というのは自然なことです。その場合は、Chrome以外の方法で作ります。
| 無料のQRコード作成サイト | URLを貼り付けるだけで作れます。サイトによっては、読み取りのたびに一度そのサイトを経由する(転送型の)QRになり、無料期間が終わると使えなくなるものがあります。紙に刷るなら、フォームのURLをそのまま埋め込む形式(静的なQR)を選んでください。 |
| Wordの差し込み印刷 | WordにはQRコードを入れる機能(DisplayBarcode)があり、恐竜は入りません。何枚も作るときにも使えます。手順はQRコードを一括で作る方法にまとめています。 |
作れない・読み取れない・答えてもらえないとき
QRコードが作れない
| Chrome以外で開いている | ここで説明した作成機能はChromeのものです。SafariなどではChromeと同じ手順では作れません。 |
| 右クリックしても項目が出ない | 入力欄や画像の上で右クリックすると、別のメニューが出ます。ページの何もないところで右クリックするか、「︙」メニューの「保存と共有」から選んでください。 |
| 拡張機能やブラウザの管理設定 | 会社のパソコンでは、管理者の設定で機能が使えないことがあります。シークレットウィンドウや別のパソコンで試すと、原因の切り分けができます。 |
印刷したQRが読み取れない
| 余白が足りない | QRコードの周りには、何も置かない余白(クワイエットゾーン)が必要です。枠線や文字、写真をQRに近づけすぎると読めなくなります。 |
| 小さすぎる・ぼやけている | 小さな画像を引き伸ばすと、模様の境目がぼやけます。必要な大きさはURLの長さや読み取る距離で変わるので、本番と同じ紙・同じ印刷方法で試し刷りして、実際のスマホで読むのが確実です。短縮URLを使うと模様が粗くなり、小さくても読みやすくなります。 |
| 色の差が小さい | QRの色と背景の色の差が小さいと読めません。白地に黒、が基本です。色を反転させる(黒地に白い模様)と読めない端末があります。 |
| 光沢・折り目 | 光沢の強い紙は照明が反射して読みにくくなります。二つ折りの折り目の上にQRを置くのも避けてください。 |
読み取れるのに、答えてもらえない
| Googleへのログインを求められる | 「回答を1回に制限する」をオンにしたり、組織内だけに回答を限定したりすると、回答者にGoogleアカウントでのログインが必要になります。お客様向けのアンケートでは、ここで離脱されやすくなります。設定の「回答」の項目を確認してください。 |
| 回答の受付を締め切っている | 「回答を受け付ける」がオフになっていると、フォームを開いても回答できません。テストのあとにオフにしたまま、ということがよくあります。 |
| フォームを作り直した | 印刷したQRの行き先は、刷った時点で固定されます。フォームを削除したり、別のフォームを作り直したりすると、刷った紙のQRは行き先を失います。質問の追加や文言の修正は、同じフォームを編集するぶんには問題ありません。 |
紙のアンケートとして配るときの案内文の書き方や、集計のしかたは、QRコードでアンケートを取る方法にまとめています。
全員に同じQRだと、誰が答えたか分からない
ここまでの方法で作ったQRコードは、全員に同じものを配ることになります。そのため、回答を見てもそれが誰の回答なのかは分かりません。フォームに届くのは「誰かが答えた」という事実だけです。
名前の入力欄を作れば分かりますが、書いてもらう手間が増えます。DMや案内状でお客様に回答をお願いする場合、手間が増えるほど答えてもらえる割合は下がります。
書いてもらわずに、誰の回答か分ける方法
宛先ごとに、違うQRを配る
全員が同じQRだから分からないので、1人ずつ違うQRにします。作り方はQRコードを一括で作る方法に、印刷会社に頼む場合はバリアブル印刷とはにまとめています。
Googleフォームの「事前入力したURLを取得」を使う
フォームの編集画面の右上のメニューから「事前入力したURLを取得」を選び、番号を入れたい項目に仮の値を入れて「リンクを取得」を押します。できたURLの値の部分を宛先ごとの番号に差し替えてQRにすれば、お客様は何も書かなくても、どの回答が誰のものか分かります。
この2つをつなぐ作業を引き受けるのが、私たちのダレヨミです。印刷用のPDFに宛先ごとのQRを差し込み、行き先のURLに {no} と書いておくと、宛先ごとの管理番号に置き換えてフォームへ送ります。設定のしかたはこちらの章で詳しく説明しています。
正直に書いておきます
この方法でも、読み取った人が宛名のご本人だとは限りません。ご家族が読むこともありますし、紙が人の手に渡ることもあります。確実に言えるのは「どの紙から来た回答か」までです。番号であっても、その値がフォームのサービス側へ送られることに変わりはないので、自社のプライバシーポリシーの記載と食い違っていないかを、事前に確認してください。